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謎のアラハバキ神
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謎の神とされているアラハバキ神。

記紀には登場しない民間の土着の神様で、
磐座がご神体として祀られていて、近くに
ストーンサークルがあるなどからして
巨石信仰の神様だと考えられています。

ヤマト朝廷が成立する以前の、出雲族や
物部氏に所縁のある神様ともいわれ、
客人(まろうど)神として祀られている
神社も沢山あるようです。

クナド大神(=出雲の熊野大神)と夫婦神
という説もあり、諸説を見てみると…

・神像に草で編んだ脛巾(はばき)を付ける
 信仰があることから「脛巾の神」
 「旅人の神」「足の神」「下半身の神」

・アイヌの古語で女陰の意となり「女神」で
 男根の意のクナト神の妻

・アラハバキを祀っている神社の近くには、
 砂金や砂鉄の産地のため「製鉄の神」

・古代の祭祀では樹木は「蛇」に見立てられ、
 「蛇」の古語「ハハ」から蛇木(ははき)や
 竜木(ははき)となり「蛇神・龍神」

・伊勢神宮に祀られている「波波木神」は
 内宮の辰巳=東南で、6、9、12月の18日、
 土用の日の「巳の刻」に行われるため
 龍や蛇に縁が深い神

※後に「顕れる」として「顕」が付き、
「荒」に変化して「波波木」が取れたものが
「荒神」だそうです。

・ヤマト朝廷が蝦夷制圧のために築いた拠点の
 多賀城の跡に神社があり、もともとは
 「蝦夷の神」で、多賀城を守るために
 「クナト(岐)神」を祀って蝦夷を制圧

また、江戸時代後期に書かれた偽書とされる
「東日流外三郡誌(ツガルソトサングンシ)」に
縄文の遮光器土偶が描かれていることから
女神イナンナ=セオリツ姫という説もあります。

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吉田大洋氏の著書によると…
クナト大神は古代インドの王だった神で
出雲王朝の始祖となった真の大国主。

紀元前2500年頃、出雲族はクナト神に
引き連れられてシュメールから渡来し、
龍神と同体で出雲の熊野大神のことで、
フツの大神(香取神宮・主祭神)のこと。

クナト大神と后サヒメ神(太陽の女神)は
物部氏によって、イザナギとイザナミに
変えられてしまったそうです。

出雲族は龍蛇神を祀るのが習わしで、
勾玉は王者の証。

紀元前2000年頃、スサノオ率いる
スサ族(牛族)は朝鮮半島経由で渡来。

出雲族の紋章は「亀甲に並び矛」。
スサ族(牛族)の紋章は「花菱(菊花)」。

八岐大蛇とスサノオの戦いは、
龍蛇族VS牛族のトーテム戦争とのこと。

…で、私の考える説が見当たらないので
また世界初で発表することにします~(笑)

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単純に…「アラハバキ」という名前が
すべてを物語っています。

あ、その前に、アラハバキ神のご神体が
磐座なのは、モーセが荒野の旅の中で
神の杖で岩を打って水を出したから…
ということだと思います。

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ヤン・ステーン作 「岩から水を出すモーセ」

「杖と岩」で「生命の水」が出たので、
日本にスライドすると…
「剣と山」で「生命の水」です~^^;

…で、本題、アラハバキ神の正体は、
「アラ・ハヴァ・キ」です。

ヘブライ語で読むと…
「アラ=昇る」、「ハヴァ=生命」で
神が最初に造った人間アダムの妻イヴのこと。

「キ」は「島」の意味になりますが、ここは
諸説を踏まえて日本語のまま「キ」として
「気、喜、樹…」の意味で「クンダリーニ」。

クンダリーニは、第1~第2チャクラを中心に
とぐろを巻く蛇のように渦巻いている根源的な
生命力、創造力、創造意志力の源泉である
強烈なエネルギーのことです。

自分自身を生きることを尊び、魂レベルで
深い心の底から肉体まで丸ごと歓喜して
感謝の境地に到達し、邪な欲望・欲求・感情、
その邪気による言動、引き寄せる言動から
積み重ねてしまうカルマを浄化して
自分自身の陰陽がピタっと和合すると…

天高く昇る龍のようにクンダリーニが上昇。

第1~第7チャクラが本来の力を取り戻し、
天地を繋ぐ光が自分自身の内側から輝き放ち、
外側は光のナイアガラの滝状態となって、
高次元の意識次元で覚醒して…神人!

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こうした人間の精神性の成長の様子を、
天に向かって高く太くしなやかに成長し続け
何百年も何千年も生きている樹木に見立てて
樹木信仰が生じたとも思います。

つまり…、アラハバキ=アラハヴァキ
=天まで昇れ!生命の樹!

生命の樹といえばカッバーラですけど…
生命の樹の原型は「豊穣の大地」の意の
ナツメヤシです。

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この世界が創造されたばかりの頃、
不思議な力を持つ生命の樹(=世界樹)を
見つけて、その樹から権力の象徴を作って、
世界を支配したいという考えから
聖なる園(=エデン)にに植えて育てたのは…
シュメールの豊穣の大地の女神イナンナです。

つまり…
アラハヴァキ神=イナンナ!

ちなみに、ナツメヤシをヘブライ語でいうと
「タマル」です。

タマルといえば、ヤコブの子でユダ族の族長
ユダの息子たちの妻。

未亡人となって実家に帰った後、
ユダの旅先に顔を隠して遊女のフリをして
関係を持ち、妊娠してユダの後継者となる
双子を出産しました。

イナンナがベースの話だと思いますが…^^;

~~~~「創世記 3章24節」~~~~

神は人を追い出し、エデンの園の東に、
ケルビムと、回る炎の剣とを置いて、
命の木の道を守らせられた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~

・エデンの東…日の出の方向

・ケルビム… 神を見て神の意を知る智天使
       黄道12宮守護天使であり不動宮
       =メルカバ―=スフィンクス

・回る炎の剣…「紅く輝く電光の空を飛ぶ蛇」
        という語源を持つセラフィム
        =熾天使
        神に最も近い高次元非物質の
        意識エネルギー

※熾天使長は堕天前のルシフェルとミカエル
 補佐はガブリエル

・命の木の道…月の道(白道)、女性の月経

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…で、
イナンナが大切に育てていた生命の樹は、
10年後には大きく成長しました。

すると、主神エンリルに仕えていた聖獣で
ライオンの頭を持ちワシの姿のアンズーが、
樹の上に巣を作って雛を育てはじめていて、
樹の根にはヘビが巣を作ってしまい、
樹の幹にはリリスが住処を構え出したので…

イナンナはリリスに立ち退くよう伝えますが
リリスが立ち退かずに困りはてて
双子の兄・太陽神ウトゥに相談。

ウトゥは「銅製の斧」を担いでやって来て、
蛇を退治したところ、リリスは自ら住居を
壊して荒野へと立ち去っていきました。

その後、ウトゥはイナンナに銅製の斧で、
輝く「王冠とベッド」を作ってあげ、
イナンナは「他の神々と一緒にいる場所が
できた~!」と喜んで、ウトゥに感謝の印に
生命の樹の枝と根を使って「プック(輪)」と
「ミック(棒)」を作ってプレゼント。

この話の中の聖獣アンズーとヘビは、
リリスの分身の象徴表現で、リリスは
イナンナの潜在的欲望の化身だと思います。

…というのも
聖獣アンズーは、主神エンリルに仕えながら
主神権の奪還を目論み、主神権の象徴である
「天命の書板」を盗んでしまいます。

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ヘビは知恵の象徴。
リリスはアダムの前妻と言われ、
占星術では潜在的欲望やセクシャルな欲望、
誘惑するもの・されるものを表すので^^;

イナンナは豊饒の大地の女神ですが、
「明けの明星⇔宵の明星」の金星神でもあり、
インドダス文明で太陽神としての神格もあり、
陰と陽の両極性が神話に表現されています。

太陽神ウトゥは豊穣の女神イナンナに
斧で「王冠とベッド」を作ってあげ、
イナンナはウトゥに「輪と棒」を贈った
ということは…

イナンナは兄の太陽神ウトゥから、この地での
統治権を授与され、喜び感謝して、
太陽神ウトゥに「輪=女性性&棒=男性性」で
陰陽統合と天地和合のパートナーシップを
証明したということになります。

「イナンナの冥界下り」においては、
イナンナは冥界神エレシュキガルによって
死んでしまいますが、知恵の神エンキの
「生命の草」と「生命の水」で復活し再生。

その後、イナンナは自分の身代わりに
エデンにいた夫で牧畜神のドゥムジを
冥界に送ろうとして、ドゥムジが義理の兄
太陽神ウトゥに助けを求めて、自らを
「ヘビ」の姿に変えて貰って逃れました。

イナンナとウトゥはエンリルの孫。
ドゥムジはエンキの子。

エンキ派 VS エンリル派

イナンナは日本ではスサノオと類似しますが
アラハバキ神は「ハヴァ=イヴ」なので
女神のまま日本に置き換えるとすれば…

第7チャクラまで解放したら第8チャクラ。

ホツマツタエでは、
天神7代…イザナギ&イザナミ
天神8代… アマテル&瀬織津姫

つまり…アラハバキ神
=生命の樹の神=女神イナンナ=瀬織津姫!

<瀬織津姫の別名>
・禍津日神(まがつひのかみ)
 ↓↓
 勾の太陽神※勾玉は出雲族の象徴。

・撞賢木厳之御魂天疎向津媛命
(つきさかきいつのみたまあまさかる
 むかつひめのみこと)
 ↓↓
 月・逆木(榊)・五(伊)の御魂
 天下る向の姫

ホツマツタエで、瀬織津姫の父親は
元祖・大山祇神サクラウチ

大山祇神(オオヤマツミノカミ)は、
「大山周辺を統治する者」の意の世襲名。

記紀では、神産みの12番目に生まれた神で、
イザナギがカグヅチを十束剣で斬った際に
誕生した「大いなる山の神」。

…が、
サクラウチ=桜の大人翁(桜のオオトヂ)
という名前からして、
ヘブライ語で「サクラ=隠れる」なので
「大山に隠れた翁」です。

あ、隠されて封印された翁?!
「かごめ歌」に繫がってしまいました~^^;

ヘブライ語の研究家・中島尚彦氏によると、
「かごめ歌」は2つの解釈が出来るとのこと。

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2つの解釈ができるということは、
もともと1番目の意味の背景があってから、
2番目の意味で歌われたのでは?と思います。

戻りまして…
大山祇神(オオヤマツミノカミ)は、
別名:和多志(ワタシ)大神。

ヘブライ語で「私(ワタシ)」は「アニ」。
太陽神ウトゥはイナンナの兄です(笑)

銅製の斧を担いで来た太陽神なので、
出雲族の太祖クナト大神=熊野大神であり
大山祇神でもあるということになります。

瀬織津姫の兄は、
2代目の大山祇神となった大山カグツミ。

カグツミは「橘統み」で、
トコヨの木(=陰陽和合した国常立神の橘)を
植えたことによって名付けられた天の橘山
(=富士山)を治める者という意味。

生命の樹=トコヨの木

つまり…、アラハバキ神&クナト神
=イナンナ&太陽神ウトゥ
=瀬織津姫&2代目 大山祇神の大山カグツミ!

…と着地したもののスッキリしない感(爆)
そのうち続きを書きたいと思います。

お読みいただきまして、ありがとうございます。


by divine-msg | 2021-03-12 01:00 | スピリチュアル
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